The Peiod of 2012〜2019 

彼らの任務の一つが、敵陣を守る敵の地対空ミサイルの破壊である。今でこそハーム(HARM)と言う遠距離からレーダーサイトや対空ミサイル施設を狙えるミサイルがあるが、ベトナム戦争初期までは爆撃で破壊するしかなかった。それは専門の対ミサイル囮部隊を編成して、敵のレーダー照射を浴びながら捨て身で「おとり役」を演じ、敵ミサイルサイトに爆撃する味方戦闘爆撃機を誘導するという危険極まりない任務だったのだ。文献に寄るとその任務内容を聞いた他の部隊のパイロットが放った驚きの一言「You gotta be shittin me」・・・今風にいえば「嘘っだろ マジ??」と言う感じである。この言葉の頭文字が パッチの「YGBSM」になっているそうである。→右下写真 

2012年のもう一つの話題としては、三沢基地で極東地域の無線を傍受していた”象の檻”が老朽化で運用を停止したことが話題となった。1965年3月から運用開始された約47年間直径440m、高さ37メートルのアンテナは三沢基地のシンボルの一つとしても目立つ存在だった。また 9月には35thFWの新司令官 スティーブンC.ウィリアム大佐が着任している。
(2012/9 記)
て身の

2014年は、航空自衛隊の60周年でもあり 35th FWの本拠地である三沢基地他、日本全国の基地祭でイベントが行われた。三沢には初めて配備されたグローバルホークが展示される等話題となったが、某国にいる私にとっては三沢は遠すぎて次第に縁が薄くなって来た存在だ。2014年に横田基地祭に展示されたF-16Cを撮影して以来、何と2019年の横田基地祭まで撮影のブランクは空くばかりである。2018年2月 35th FWのF-16が離陸直後に燃タンを2個小川原湖に落としてしまった事故が発生、エンジンの発火が原因で投棄に至ったと発表されたことぐらいしかニュースも入ってこなかった。まだ暫くは、彼らとの縁が薄いまま時間が経過して行きそうである。

↑ 2019年9月の横田基地航空祭に展示されたF-16C WW-887 オーバーホール直後か塗装が真新しくきれいである。

2012年8月18日 横田基地に展示された13th FSと14th FSのF-16C.デモフライトを行うわけでもないのに"WW-038"は、クリーン状態で,、隣に展示された色々ごっちゃりと武器を携行した機体(WW-802)との見た目の差が歴然としていた。
今までこの"Wild Weasel"の古いパッチを付けたクルーを見た事がなかったが、今回初めて彼らの腕にこの伝統のパッチを目にした。イタチのウィリー君登場
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↑この機体WW-897は、2012年10月にオーサンABでデモフライトに使った機体でもある。チップラインが部品交換の為か、塗装が途切れている。
↑ 2014年9月6日横田基地に展示されたF-16C(91-0357)。2年ぶりのオープンハウスであったが、展示エリアでは米軍の戦闘機はF-15C 2機とF-16C 2機だけと言う淋しい展示内容だった。
2012年9月に35th FSに新しい司令官が赴任した。元クンサン8th FW副司令だった C・ステファン大佐で 司令官指定機 91-0357(13th FS管理)があてがわれている。
今年2012年のデモフライトも5月5日の岩国からスタート、毎年マリーンを追って細目に岩国に出かけてフォトを送ってくれるフニュ君の作品。デモフライトは予備を含め毎回F-16C 2機が派遣される。今回の予備機はWW-894、本番をこなしたのはWW-886であった。
(2012)
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Wings
35FW
2012年10月20日 キムチ国オーサン空軍基地でデモフライトするF-16C。第2滑走路建設の為、ランウェイの向かい側は掘り起こした土で盛り上がっている。